2019年9月号

自動運転と居住

 自動運転車両の開発が世界中で急速に進められており、わが国においてもそう遠くない将来、自動運転車両が導入されることが期待される。すでに、昨年度から複数の地域で自動運転車両の運行に関する実証実験がスタートしており、中山間地域やオールドニュータウンにおけるモビリティ確保を念頭においた活用の可能性についても検討が進んでいる。この動きは、乗務員不足に悩む民間バス会社でも注目されており、営業ベースでの自動運転車両の導入も議論されている。

 本特集では、この様に自動運転車両が中山間地域やオールドニュータウンに導入された場合、それらの地域において社会的な受容性はどの程度存在するのか、また、その地域の生活が概ね20年後までにどのように変わるのかについて、現時点の最新の状況を報告する。

 

企画編集:岡山大学大学院環境生命科学研究科 准教授 橋本 成仁


自動運転の現状と展望   
 東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻 教授 鎌田 実

自動運転車両の現在地・課題                 
 国際航業株式会社 藤木 三智成

自動運転車両を活用したこれからのまちづくり     
 早稲田大学理工学術院 教授 森本 章倫

自動運転システムに対する日本人の社会的受容性
 〜賛否意識、利用意図、リスク認知、信頼に着目して〜
  筑波大学大学院システム情報系准教授 谷口 綾子

自動運転を都市はどう受け止めるのか
 〜道路・駐車場・環境・都市構造の視点から〜
  筑波大学システム情報系社会工学域 教授 谷口 守

ドローンを活用した荷物配送の本格化に向けた取組について
 国土交通省総合政策局物流政策課物流効率化推進室 専門官 東 翔太

  

トピックス

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 住生活月間実行委員会事務局

 

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