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 平成26年度住生活月間フォーラム開催結果の概要

 テーマ:「多世代循環型社会の実現」
     ~高齢者と子育て世代が魅力を感じる社会のあり方~

 平成26年度住生活月間フォーラムを、平成26年10月22日(水)13:30から、住宅金融支援機構本店1F「すまい・るホール」(東京都文京区)にて開催しました。
 今後ますます人口減少・高齢化が見込まれる我が国においては、高齢者や子育て世代等の多世代が魅力を感じ、持続的に居住することができる住まい・コミュニティづくりが重要になっています。
 今回のフォーラムでは、住まい・コミュニティづくりに造詣の深い方々を招いての講演やパネル・ディスカッションを通じ、多世代が持続的に居住することができる住まい・コミュニティづくりや、そうした暮らしを支える住生活関連サービスのあり方等について考え、豊かな住生活の実現に向けた、これからの方向性を探ることを目的といたしました。

 
        主催者挨拶 (住生活月間実行委員会 会長 那珂 正)

 
         来賓挨拶 (国土交通省大臣官房審議官 海堀 安喜氏)

 基調講演では、講師である 三浦 展氏(カルチャースタディーズ研究所 代表)から、「高齢者と子育て世代が魅力を感じる社会」と題し、これからますます加速する少子高齢化問題に対して、74歳まで働く社会によりソフトランディングさせていくこと、家族以外の人間同士が助け合うシェア社会の実現や、街の魅力を高めるためにスモールタウン化を進めることなどのご説明をいただきました。

 

 また、新しい公共の動きとして、知識や経験、人脈までもシェアする「コトのシェア」、シェア型コミュニティリビングなどの「空き家や空きスペースの活用」を実際の事例を交えながら、ご説明されました。最後に、シェアの住民ニーズはあるが、提供側と受益側とをマッチングさせる仕組みがないため、新しい仕組みが必要であると提唱されました。

 休憩をはさみ、コーディネーターの安達 功氏(日経BPインフラ総合研究所長 執行役員)が3名のパネリストをご紹介し、各パネリストからパネル・ディスカッションのテーマ「高齢者と子育て世代が魅力を感じる社会」に対して、それぞれの企業や団体の活動や実際の取り組み事例等のご説明がありました。

 

 内山 博文氏(株式会社リビタ常務取締役)からは、ストック型社会の到来により、環境にやさしく、豊かな住生活の実現に寄与するため、リノベーションによる既存ストックの性能や価値の再生・向上について、一般社団法人リノベーション住宅推進協議会の活動や実際の取り組みをご紹介いただきました。

 

 樋野 公宏氏(東京大学大学院工学系研究科准教授)からは、独立行政法人建築研究所と各自治体との共同調査として実施した高齢者の居場所に関する調査結果を分かり易くご説明いただき、アメリカフロリダ州Gainesvilleの施設の視察の様子をご紹介いただきました。

 

 フリーディスカッションでは、高齢者と子育て世代が住みやすく暮らしやすい環境について、これからの住宅業界のあり方について、多世代循環型社会を実現するために必要となる新たな取り組みについて 等の意見交換が行われました。その中で、新たな取り組みといっても、従来から日本にはある「持ちつ持たれつ」の精神や地域ぐるみのお付き合い、「日常の挨拶」等を大事にしていくというまとめがありました。

 

 本フォーラムは多数のご参加があり、盛況に開催いたしました。
 この場をお借りしまして、多数の皆様のご来場に感謝の意を表するとともに、ご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。
           
(平成26年10月23日掲載 住生活月間実行委員会)

 フォーラム開催(H26年度)のご案内はこちらからご覧いただけます。

 

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