学校で住教育に取り組んでみませんか?

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授業の展開・事例1-住まいの空間と構成

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はかる

ものや空間のサイズは人のサイズに合わせて決められていることを学びます。
人を中心に、ものや空間のサイズを考えていく力を育てます。

 

人とものの寸法を知る

体をはかって何センチ?

自分たちの体の長さをいろいろな角度からはかろう

身長、横幅、肘を張る、座る、蹴り上げる

ものをはかって何センチ?

まわりのものの長さをはかろう

教室の机、椅子の高さ、幅、奥行き、教室のドア、階段の蹴上げ、手すりの高さ、トイレのドア

ちぢんで、のびたら?

今あるもののサイズが変わってしまったらどうなる?

2倍になったら、半分は?

ほどよい関係を知る

もののサイズと自分のサイズがほどよく合っていることに気づこう

参考絵本:「マーシャとくま」

人の動きと空間との関係

『動く』をはかって何センチ?

動くために必要な長さをはかろう

机だけなら教室に何個入る?動く分を入れると何個?椅子に座り机に近づく動作には何センチ必要?

『動く』の空間パズルづくり

教室にある『動く』から、さまざまな動作に必要な空間の広さを考えよう

座る、通る、すれ違う、話す、立つ、家庭科教室、普通教室

寸法の秘密を知る

動作しやすい長さが一定の寸法で決められていることを知ろう

ドア、たたみの寸法

教室パズルをつくろう

いろいろなものの大きさと空間の広さをピースにして、組み合わせてみよう

机と椅子、ロッカー、黒板

人の動きと間取りの関係

自分のへやをレイアウト

へやでの『動く』を考え、レイアウトしてみよう

へやの方位や採光、風通しなどもあわせて考える
・勉強する、寝る、趣味を楽しむ

『動く』ための間取りづくり

動きやすさを重視して、間取りを考えよう

家族関係をよりよくするような工夫もあわせて考える
家族それぞれの動き、ゆとり的な空間

 


ひらく

住まいは空間のつながりです。ドアや窓、壁からつながり方の原理を考え、空間を組み立てていく力を育てます。

 

ドアのいろいろ

学校中のドア探検!

どこにどんなドアがある?ドアのいろいろを調べてみよう

教室のドアは引き戸? 校長室は?保健室は?
トイレは開き戸、どっち側に開くの?
体育館や昇降口は大きく開く観音開き?
ガラスのついているドア、非常ドア、くぐり戸・・・

ドアに必要な寸法は?

ドアを開いたり、ものを持って通ったりするには一定の寸法が必要なことに気づこう

ドアをあけるには開くスペースが必要だ。引き戸と開き戸はどう違うかな?ドアの幅はどのくらい? 教室のドアから机を運び出すには、どうすれば、ドアを通りやすい?

ドアの役割を考える

ドアの仲間さがし

建具の形や素材を調べてみよう

玄関ドア、へやのドア、ふすま、障子、雨戸、シャッター・・・
窓もドアの仲間だね。窓は外(地域)ともつながっているよ。
・ガラス窓、開かない窓、ワイヤー入りの窓、すりガラスの窓、網戸や格子のある窓

ドアがなかったらどうなる?

空間をつなぐ・仕切るドアや間仕切りの役割を考えよう

へやをつなぐ・仕切るドアがなかったら あるいはのれんだったら?
・音がうるさい、暖房や冷房が効かない、プライバシーが守られない
・でもへやとへやがつながって広くなる、隣にだれがいるかよくわかる

住まいの空間をつなぐ

家の中で通るルートを一筆書き

暮らしやすい空間のつながりを考えよう

住宅の広告(パンフレットやチラシ)などを利用して、自分の1日の動線を一筆書きしてみる。家族の動線も違う色で一筆書き。線が混み入っているところはどんなところかな?

暮らしやすい住まいの間取りづくり

空間のつながりから、暮らしやすい間取りを考えて平面計画してみよう