学校で住教育に取り組んでみませんか?

<<top

そもそも住教育の魅力とは?

日々の生活の中で、暮らしの体験から気づき、感じること、多様な人たちとの関わりを通じて学べることが、他にはない住教育の大きな魅力です。
それによって、次に示すような“住教育ならでは”の「力」がつきます。

 

 「住む」ということは自分ひとりだけで成り立つものではなく、必ず家族や地域の人との関わりを考えなければなりません。家族で話し合ったり、多様な世代・価値観の人たちが交流したりしながら学び合うことで、コミュニケーション力がつき、社会のルールを理解し、家族や地域社会で協働する力が養われます。

家族が団らんしやすい空間、まちで集まりやすい場所のイメージを話し合う

 

 

 学んだことを身近な生活の場面に即して実感し体験しながら学習を進めることができるので、学習した内容を活用し実践する力が身につきます。また、住まいの種類や選択肢などを学び理解することで、消費者としての判断力や意思決定能力がつき、社会で自立的に生きる力が養われます。

住みたい家とまちをみんなでつくってみる

 

 

 住むことは地球環境と大きく関わっています。住教育では、日常的な暮らしの中の暑さ、寒さ、心地よさなどを実感しながら、環境を構成する原理が学べます。また、住まいへの関心を高め、維持管理の大切さを認識することで、身近な生活から持続可能な社会を考える資質が養われ、省資源・省エネルギーと環境に配慮するライフスタイルが身につきます。

地域の環境と共生する住まいのしくみを学ぶ

 

 

 日本の伝統的な住まいやまちは、気候風土に育まれながら、地域ごとに特色のある美しい景観や住文化をつくりあげてきました。自分の住む地域や他の地域のさまざまな住まいと暮らしを知り、環境と共に生きる暮らしの知恵や豊かさを学び体験することで、地域の伝統や文化に親しみ、それを大切に思い活かしながら継承・発展させる力が育ちます。

地域のお年寄りに昔の暮らしの話をきく